キッチン 吉本ばなな

本のこと

何度読んだか分からない

実家に置きっぱなしの姉の荷物をいい加減片づけようということになり

母が片づけた荷物を私が確認に

「全部捨てていいんちゃう、もう10年以上放置やし」と言っていた中に私の本が


まさかまだ自分の荷物があったなんて

なんで置いてあってのか全然覚えてないけど、捨てる前に気付いたので持って帰ってきました

懐かしくて大好きな吉本ばなな

いま「キッチン」を読んでいます


キッチン

ほんとうに好きだった 吉本ばななの世界

どの話がどの本に入ってるのかも分からないけれど

あの話とあの話が好き…というのがあって(もちろん、あんまり…な話もあるよ)

久々に読んだら、1つはキッチンに入ってました

なぜか人が死ぬ…というか、「死んでしまう」話が多くて

高校生とか大学生の頃はそういうのを

「せつない、かなしい設定」としか考えてなかったと思う

いまは全然違う

大切な人がいなくなってしまうことの恐ろしさ

なんて哀しくて、絶望しかないんやろう

最近は人が死ぬ話って分かっていたら読まないくらい

こういうことで自分の成長に気付いてみたり


だけど、とても透明感のある吉本ばななが描く世界があって

やっぱり憧れてしまいます

大学生に戻りたくなるような

本当に、あの世界観に憧れたなぁ



ずっと手元においておく、お気に入り

最近、ほとんど本は図書館で借りて読んでいるけれど

十年以上ぶりに再会した本は、お気に入りの本だけしまってあるキャビネットに

これからも、何度も読むと思います

今回再会しなかったら、いつでも読めるし…ってもう読むこともなかったかも

良かった。ふたたび出会えて