「津田梅子 女子教育を拓く」高橋裕子

本のこと

津田梅子というひと

仲良しの同僚Cちゃん。

30歳と若いのに、すごく周りの状況を俯瞰して見ているし、人生設計もしっかり考えていて、勢いも行動力もある。

ジェンダーギャップ指数121位のJapanについて、

こんなに真剣に話せる人っていないから、

いつも私に気付きと示唆を与えてくれる、貴重な存在なのです。

Cちゃんが津田塾出身だったので、ずっと気になっていた津田梅子。

子ども向けなのかな…と思いつつ、読んでみました。

日本女性と教育

「女のくせに 草分けの女性記者たち」でも感じたけど、「教育の大切さ」

職業なくして、自立なし(結婚していても、していなくても)

けど、働く場所が、そもそもない。全くない。

女性が職業をもつことが、全く期待されていないから、

教育の機会も与えられないという。


けれど、生来学ぶことに貪欲な女性もたくさんいたのです。

柳原白蓮も、「華族女学校」に通いたくて、どうしても通いたくて、歩いて通学することを条件に、

養い親に入学を許可してもらっていましたし。

けれど、やはり結婚のために、彼女の学生生活は奪われてしまいます。

アメリカでも似たようなものだったようで、

M. ケアリ・トマスの言葉、

「ほんのわずかでも、私の自由ば奪われるのなら、私は決して結婚などしない…」に激しく同意。

“Life is worthless…”

私も、絶対に働き続けます。

だって、”Life if worthless without work.” ですから。

美しい朝焼け

未だジェンダーギャップの大きさとか、

大昔の価値観をそのまま引きずっている人たち(主に政治家のおっさん)とか、

考えるとイラつくことは多いですが、

自分がここまで働き続けられていることに、感謝。

梅子が女子教育を拓いてくれたこと、

自ら、学ぶチャンスを取りにいってくれた、たくさんの女性たちに感謝。


私も、未来の子どもたちに伝えていかないと。


自分の進みたい道が見えたとしたら、

女性という理由で、それを諦めないで。

勉強が出来ても(男子より)、

仕事が出来ても(男子より)、

リーダーシップがあっても(男子より)、

いいんだよ。


マジで、あんた出来る人なんだから、

周りの男たち(特に彼氏、配偶者、パートナー)に気を遣って、遠慮しないでね。