氷室冴子
なんで読もうと思ったのか…忘れたのですが
多分、アルテイシアさんの本の中に出て来たのかな?
そして、氷室冴子さんが既に亡くなっていることを知りました
寂しい気持ちがじんわり心に広がってきて
自分の中で、何か一つの時代が終わったような気持ちがしました。
本が好きな子ども時代
家にもたくさんの本があったのですが
おそらく、小中学生でも読めるような小説は、姉の影響で読むようになった気がします
お姉ちゃんの影響ってすごい
そして、そこからなかなか抜け出せなかった時期も。
氷室冴子の「なんて素敵にジャパネスク」、「ざ・ちぇんじ」を読んで、一気に平安時代の世界観にハマりました。
お姫様、帝、貴族間の権力争いと、恋愛。
非現実的過ぎて、どっぷりと。
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氷室冴子というひと
子どもの時に読んでいた小説の作者だったから、どんな人なのか全然知らなかったのですが
ほんとうに「いっぱしの女」だなぁと
特に大学を卒業したあと、小説家になるといって家を出るところ
おうちの人たちは大反対で、無視されているなか淡々と引っ越しし、喰うに困ったら堂々と実家のものを漁りに来たり。
一人で安いアパートを探して最低限の生活を覚悟で家を出るところなんか、本当にカッコいい
それも、大学時代に書いたものが売れて手元に原稿料60万円あるところとか。
一条ゆかりがデビューしたのは高校生のとき
中学生の頃から描いていたという人も多いし
好きなことを突き詰める力ってすごいし、そういう気持ちもは結構みんなあるものじゃないかな。
そして、そういう氷室冴子を全く理解しようとしない、母親。
なんだかなぁ、なのですがそれもまたよくある話で
私のひと世代上だからもっと周りも保守的だったと思うし、親もうるさかったやろうなぁ
氷室冴子という作家がいてくれて、私は幸せでした
平安時代のきらびやかな世界を見せてくれて、ありがとう。