ヤクザときどきピアノ 鈴木 智彦

本のこと

読んでよかった いい話

高橋源一郎さんが紹介していて知りました
読んでよかった

シャーPの発表会の曲を一緒に練習します
5年生になってちょっとずつ難しくなって、私は練習してもなかなか弾けません

けど、練習してるだけで楽しい
自分ひとりでやってるとしたら、なかなか最後までできないと思う

シャーPが習っているから自分も練習する気になるし
一緒に同じ曲を仕上げるのが楽しいです

よい先生と出会うこと

これに尽きるんじゃないかな
自分が習った先生は最悪で
思い出しても皆クソ
あ、一人は親戚のお姉さんでした(そいつももれなくクソ野郎)


練習しなかった自分も悪かったけど

全然楽しくなかった


今からでも叫びたい、「クソ野郎!!!!」

シャーPの先生はサイコーです
優しいし、すごく上手に教えてくれる
絶対に怒らないし

すごく楽しくレッスンしてくれるんです

鈴木さんのレイコ先生も、最高ですね

鈴木さんの発言に対する、レイコ先生の返しがいちいちカッコいいし
レースのふわふわしたお洋服を着た、お嬢さまっぽい雰囲気なのにスポ根で

生徒さんのキャラに合わせて自分を演出されているそうで
なんか、すごすぎます

ピアノが好きという気持ち

鈴木さんと同様、私もピアノが好きです
全然弾けないけど、弾きたいという気持ちもある

とにかくピアノの音が好きだし
クラシックの曲の美しさに心が揺れるんです
これって、みんな感じることなのかな

なんでか理由は分からないけど、小さい頃からピアノの音が好き

習っていたから楽譜は読めるし、自分で練習することもできるから
本当に恵まれていると思う

下手過ぎてまともに弾ける曲もないからって思っていたけど
鈴木さんみたいに熱い思いで、一から習い始める人もいるんだから
自分ももう一回弾いてみようって思いました

鈴木さん、電子ピアノを買って自宅でピアノを楽しく弾いているようで
本当に習ってよかったのだなって思います
この先何年も、ピアノを弾くことを楽しまれるのでしょう
えいやって飛び込んだからこそ、これから続くピアノがある生活

すごく素敵で幸せな気持ちでいっぱいになります

私もちょぴっとずつでも練習しよう

大人になってから習うということ

小さい頃から習っていたとしたら、それはそれはとても恵まれているのだろうけど
いろんな環境があるから、誰もが小さいときになんらかの楽器に触れているとは限らないし
小さいときにやってなかったからって、出来ないって決めないで欲しい

そういう風に色んなことに対して思っていたんです

鈴木さんが長年ピアノを弾きたいっていう思いを持ち続けてたのと似てるかな
やっぱり、小さいときに習っていて再開するのとは違うハードルの高さがありますよね

大人になって初心者から何かを練習して習得することの意味とか
子どもとは違う大人だけのアプローチがあるよね

とかがいっぱいの愛情で述べられていて嬉しかった

確かにそうですよね、練習も子どもだとやらされてる感がすごくて
怒られるからイヤイヤやってたし
大人なら、目標設定してそれに向けて課題を克服していく過程が練習っていうのも
解るじゃないですか

出来ないところを分析して、自分なりの方法でかみ砕いて攻略していく感じ
仕事では普通にやっていることですよね
一小節ずつ細切れにして縦の線で揃えた運指に分解するところは、私もやってる!
と、読みながら打ち震えました。めっちゃ解る


「遅くから始めたからといって、俺たちはなんの損もしていないのだ。一度自分の半生を振り返ってみて欲しい。本当の意味で学ぶことができるようになったのは、社会に出てからではないのか。」
~ヤクザときどきピアノ 鈴木 智彦より~

大人になってから真剣になにかを学んだことがある人なら、この言葉に勇気を貰えると思う
ピアノでも、英語でも、色んなことを言う人がいるけど
やりたいなら、やらないと
いつからでも、何歳からでも

みんなが鈴木さんのように何かを始めて幸せになりますように
あとがきで、発表会が終わったあとも「もちろん、やめるつもりはない」と
おっしゃっていました
カッコいー

ヤクザときどきピアノ