39 サーティーナイン・クルーズ 続き

子どものこと

止まらなくなってきました

すごく面白くて、どきどきしながら読んでいます。
ニャン子は期末テスト期間のお勉強があるから、ちょっとお休み

ストーリーはハラハラドキドキなので、読んでて結構疲れるけど
外国の風景と歴史的な史跡、そこにあった歴史、人物史が結構深堀されてて面白いです
学校では、そこまで深堀されない知識ばかりだから、それは興味深く読めてしまう

これ、シリーズで買おうかなぁ…大人が読んでも本当に面白い

子どもたちは、そこまで歴史にはハマらずストーリーを追っているようですが
読みだしたら止まらないのは同じようで

登場人物に共感するということ

子どもたちに読んで欲しいと思ったのが、脳科学研究者の黒川伊保子先生が言っていた、
「早寝、早起き、読書」の話からで

読書の何がいいかって、色んな感情を疑似体験して登場人物に共感したり試練を乗り越えたりできるところ、
だそうです


黒川先生は、よく「ハリー・ポッター」シリーズの話をされていてとても解りやすいです
虐げられてみじめに生きていたハリーが突然魔法学校に入学してヒーローになるお話

たくさん、理不尽な目に遭って、悪いヤツもいっぱい出てきて実生活ではあり得ないし、読んでるだけでもしんどいけど、先が気になるから読んじゃって
読み切ったときには自分も試練を乗り越えたような爽快感があったり、仲間が死んじゃったりしたときは喪失感があったり

なるほどなぁ、と伊保子先生のお話に納得。

気弱なエイミーがある人物に対して「死んでしまったとしても、仕方がないわ」って思っちゃって
人のいのちに対する自分の感情にショックを受けたり
私は断然エイミーに共感やけど
だって、敵キャラが酷すぎて、主人公の二人が可哀そうすぎるから


というわけで、うちの子たちはハリー・ポッターは未体験ですが、サーティーナイン・クルーズでそれを十分体験しているんじゃないかなって思います

歴史上の人物と外国の史跡

一応世界史を勉強してたのに、やっぱり細かい歴史は全然知らないことばかりで、それが細かく物語に描かれてるからお勉強とは関係なく面白いし、サラッと読んだだけでは理解できないところもあるからじっくり読みたくなります

子どもたちはたぶんほぼ読み飛ばしてるやろうけど、大きくなって歴史の背景知識がある状態でもう一回読んで欲しいと思うほど

よくこんな複雑な歴史を物語に組み込めるなぁと作家陣には感嘆してしまう

実際に外国を訪れたくなるし、もう一回勉強したくなってしまう

次から次へと試練があって読んでる方も疲れるし、哀しかったり悔しくて気力も要るから読むのが辛くなるけど、子どもたちと色々言い合いながら完走したいです

サーティーナイン・クルーズ 10最後の試練 後編